2013年02月09日
帝人事件
この帝人事件は・・・マスコミが疑獄事件などに、
異常に騒ぎ、多くの国民がそれに影響されて、
検察の横暴を許すといった事件でした。
この事件の結果、軍部の勢力が強まり・・・
これは一般の民衆が望んだことではなかったのに
・・・いや、一般の人々は、軍部に対して
批判的であったはずなのに、結果としては、
軍部を利する結果を導いただけだったのです。
こうして、多くの戦争反対の声が窒息している間、
2,26事件、軍部大臣現役武官制、
日独防共協定を経て、
日本は戦争にまっしぐらに進行して行くことになりました。
こんなあやまりだけは、
私たちは絶対に避けなくてはならないのです。
しかし、今回も、同じように、
多くの人が間違いをしてしまっているのが、
小沢事件だと思います。
これは政党に関係なく、
すべての国会議員がこぞって検察に
対抗しなければならない事件でした。
また、マスコミも検察の取調べの可否を
追及すべき事件でした。
あなたたちは、もっと考える人になって欲しいと思います。
異常に騒ぎ、多くの国民がそれに影響されて、
検察の横暴を許すといった事件でした。
この事件の結果、軍部の勢力が強まり・・・
これは一般の民衆が望んだことではなかったのに
・・・いや、一般の人々は、軍部に対して
批判的であったはずなのに、結果としては、
軍部を利する結果を導いただけだったのです。
こうして、多くの戦争反対の声が窒息している間、
2,26事件、軍部大臣現役武官制、
日独防共協定を経て、
日本は戦争にまっしぐらに進行して行くことになりました。
こんなあやまりだけは、
私たちは絶対に避けなくてはならないのです。
しかし、今回も、同じように、
多くの人が間違いをしてしまっているのが、
小沢事件だと思います。
これは政党に関係なく、
すべての国会議員がこぞって検察に
対抗しなければならない事件でした。
また、マスコミも検察の取調べの可否を
追及すべき事件でした。
あなたたちは、もっと考える人になって欲しいと思います。
2013年02月07日
帝人事件
帝人事件を知っていますか。
この事件の発端は、金融恐慌で、
鈴木商店がつぶれ、
そのグループにあった帝国人絹という会社の株が
銀行の担保に入っていたのを、
あるグループが買い戻したとき、
不正があったという事件でした。
帝人は業績がよく、株の値上がりが見込まれたため、
買い戻そうという動きがあったのです。
しかし、ある新聞社がこれには疑わしい動きがあると報じ、
また、検察もその筋書きを肯定して、
追及を始めました。
さらに、その新聞社の社長が、
ピストルで撃たれて死んだため、
世論が沸騰して、政治家たちが逮捕されたのでした。
・・・しかし、3年後、
この事件の判決がおり、
被告は全員無罪。
疑わしきは罰せずというのではなく、
事件そのものがなかったという結論でした。
この事件は、私たちが是非知っておかねばならない事件でした。
この事件で、多くの政治家や、官僚、財界人が逮捕され、
彼らの言論が封鎖されている間に、
日本は大きく戦争の方向に向かったのでした。
この事件の発端は、金融恐慌で、
鈴木商店がつぶれ、
そのグループにあった帝国人絹という会社の株が
銀行の担保に入っていたのを、
あるグループが買い戻したとき、
不正があったという事件でした。
帝人は業績がよく、株の値上がりが見込まれたため、
買い戻そうという動きがあったのです。
しかし、ある新聞社がこれには疑わしい動きがあると報じ、
また、検察もその筋書きを肯定して、
追及を始めました。
さらに、その新聞社の社長が、
ピストルで撃たれて死んだため、
世論が沸騰して、政治家たちが逮捕されたのでした。
・・・しかし、3年後、
この事件の判決がおり、
被告は全員無罪。
疑わしきは罰せずというのではなく、
事件そのものがなかったという結論でした。
この事件は、私たちが是非知っておかねばならない事件でした。
この事件で、多くの政治家や、官僚、財界人が逮捕され、
彼らの言論が封鎖されている間に、
日本は大きく戦争の方向に向かったのでした。
2012年12月28日
2012年12月28日
実行力テスト
実行力テスト
さて、政治は実行力といいますから、
そのテストをします。
本来、選挙前にやりたかったのですがやや遠慮しました。
次の人たちを実行力の高い人から並べてみる
というのはどうですか。
安部首相 海江田万里 橋下大阪市長
小沢 一郎 石原新太郎 渡辺みんなの党代表
さて、政治は実行力といいますから、
そのテストをします。
本来、選挙前にやりたかったのですがやや遠慮しました。
次の人たちを実行力の高い人から並べてみる
というのはどうですか。
安部首相 海江田万里 橋下大阪市長
小沢 一郎 石原新太郎 渡辺みんなの党代表
2012年12月25日
今後のエネルギーは
おそらく、30年後の人々だったら、
太陽エネルギーがいいのか、
地熱なのか、はたまた、風力発電なのか、
あるいは、雑草からエタノールを得るようにするか
・・・今の私たちには分からないことが、
もうはっきりしているはずです。
また、技術立国日本が進む道も、
このどれかに向かって行くはずです。
しかし、初めはどの方向が正しいかわからないので、
すべての方法を模索することになります。
そこで、質問します。これらのことの中から、
30年後にどれが一番有効に使用されているのか、
順番にしてください。
質問でーす 30年後に一番 有効に使われているエネルギー何か、順番に並べてください。
太陽エネルギー 地熱 風力 雑草からエタノール 水素発電
みんな真剣に考えて欲しい。こんなことを考えることが、
あなたが正しく情報を処理できるようになるのです。
今や、情報過多の時代ですから、
どの情報を採用するかが成功の秘訣です。
受験の成否も、情報処理能力にあります。
太陽エネルギーがいいのか、
地熱なのか、はたまた、風力発電なのか、
あるいは、雑草からエタノールを得るようにするか
・・・今の私たちには分からないことが、
もうはっきりしているはずです。
また、技術立国日本が進む道も、
このどれかに向かって行くはずです。
しかし、初めはどの方向が正しいかわからないので、
すべての方法を模索することになります。
そこで、質問します。これらのことの中から、
30年後にどれが一番有効に使用されているのか、
順番にしてください。
質問でーす 30年後に一番 有効に使われているエネルギー何か、順番に並べてください。
太陽エネルギー 地熱 風力 雑草からエタノール 水素発電
みんな真剣に考えて欲しい。こんなことを考えることが、
あなたが正しく情報を処理できるようになるのです。
今や、情報過多の時代ですから、
どの情報を採用するかが成功の秘訣です。
受験の成否も、情報処理能力にあります。
2012年12月05日
今、どうなってるの?6
今、円が80円で前後しています。
これでは、誰が考えても、
多くの日本企業がつぶれて行くに決まっています。
なのに、これほどの長期、
放棄しているのはなぜなのですか。
ある中小企業の経営者が、必死の努力をして、
コストを20パーセント下げたとします。
ところが、このように円高になってしまうと、
その人の努力は吹っ飛んでしまうのです。
このような中で、「もっと努力してがんばって欲しい」
と言えるのですか。
こうなれば、多くの企業は工場を外国に
移転するしか生き残りの方法はありません。
そうなれば、ますます国内の雇用はなくなり、
それと同時に、中小企業や、商店はものが売れなくなり、
やがては倒産していくしかなくなります。
そうすれば、また、さらに失業者は増えるばかりです。
一生懸命努力する人が、報われる状態をつくるのが、
政府の役割であるとすれば、
今、政府が我々に何をしてくれているというのでしょうか。
これでは、誰が考えても、
多くの日本企業がつぶれて行くに決まっています。
なのに、これほどの長期、
放棄しているのはなぜなのですか。
ある中小企業の経営者が、必死の努力をして、
コストを20パーセント下げたとします。
ところが、このように円高になってしまうと、
その人の努力は吹っ飛んでしまうのです。
このような中で、「もっと努力してがんばって欲しい」
と言えるのですか。
こうなれば、多くの企業は工場を外国に
移転するしか生き残りの方法はありません。
そうなれば、ますます国内の雇用はなくなり、
それと同時に、中小企業や、商店はものが売れなくなり、
やがては倒産していくしかなくなります。
そうすれば、また、さらに失業者は増えるばかりです。
一生懸命努力する人が、報われる状態をつくるのが、
政府の役割であるとすれば、
今、政府が我々に何をしてくれているというのでしょうか。
2012年11月22日
餓死した裁判官
随分、以前のことですが、
ある先生が、すばらしい裁判官の話
をしてくれたことがありました。
当時は、食料管理法のある時代で、
たしか・・・あまり詳しくはわかりませんが
・・・米を買うのには規定があって、
一定の量以上に米を買うことができなかった
時代だったのだと思います。
しかし、割り当てられた米の量は
少なく、それだけではやっていけずに、
ほとんどの人がやみ米を買って
何とかしのいでいた時代だったのです。
ところが、この裁判官は「自分は裁判官だから、
決して法をやぶるわけにはいけない」というので、
結局、決してやみ米を買わなくて、
餓死したといのです。
この話、これ以上詳しいことは知りませんが、
小さいときにすごく感銘を受けた話でした。
それほど当時の、司法には信頼があったのでしょうね。
ある先生が、すばらしい裁判官の話
をしてくれたことがありました。
当時は、食料管理法のある時代で、
たしか・・・あまり詳しくはわかりませんが
・・・米を買うのには規定があって、
一定の量以上に米を買うことができなかった
時代だったのだと思います。
しかし、割り当てられた米の量は
少なく、それだけではやっていけずに、
ほとんどの人がやみ米を買って
何とかしのいでいた時代だったのです。
ところが、この裁判官は「自分は裁判官だから、
決して法をやぶるわけにはいけない」というので、
結局、決してやみ米を買わなくて、
餓死したといのです。
この話、これ以上詳しいことは知りませんが、
小さいときにすごく感銘を受けた話でした。
それほど当時の、司法には信頼があったのでしょうね。
2012年11月22日
小沢 裁判 2
さらに、先日、「それでも、私はやっていない」
という映画を見ました。
これは・・・電車で、隣にいた女の子に、
痴漢だと疑われ、手をつかまれ、
駅員に引き渡されるという話です。
こうなると、一般的には、痴漢だと思われ、
そうでないと証明するのは難しいのです。
刑事は「お前、やったんだろう。
今、ここで素直に認めて、罰金を払えば、
それですむのだ。だから認めた方がいいぞ」
と脅します。さらに、弁護士も来て「裁判すれば、
何ヶ月もかかりますよ。大変なことになり、
仕事もやめなくてはならないし・・・
それより、今認めて、罰金払えば、
すぐ出られてます。それでも、裁判しますか」
というのです。主人公は「でも、やってないんだ」
と叫びますが、実際、裁判は大変で、
検察はほとんど彼の言うことは認めてくれないのです。
ただ、担当の裁判官は、
よく被告の話を聞いてくれるのですが、
その裁判官は、以前被告を無罪にしたというので、
裁判官の交代がおこなわれ、
厳しい裁判官に代わります。
結局、彼は有罪になります。
この裁判を見ていると、
もし、これが真実なら、
この社会はお先真っ暗だ
という気持ちになります。
最後に、「裁判官も官僚だから、
同じ官僚である警察や、
検察のいうことに反対するのは
勇気のいることなんだ」とある一人がいいます。
また、裁判がただ、勝ったり、負けたり
のことのほうがより重大であるかのような印象をうけます。
本来、裁判とは、より真実に近づく
ということではなかったのか。
本当にこんな社会でいいのですか。
という映画を見ました。
これは・・・電車で、隣にいた女の子に、
痴漢だと疑われ、手をつかまれ、
駅員に引き渡されるという話です。
こうなると、一般的には、痴漢だと思われ、
そうでないと証明するのは難しいのです。
刑事は「お前、やったんだろう。
今、ここで素直に認めて、罰金を払えば、
それですむのだ。だから認めた方がいいぞ」
と脅します。さらに、弁護士も来て「裁判すれば、
何ヶ月もかかりますよ。大変なことになり、
仕事もやめなくてはならないし・・・
それより、今認めて、罰金払えば、
すぐ出られてます。それでも、裁判しますか」
というのです。主人公は「でも、やってないんだ」
と叫びますが、実際、裁判は大変で、
検察はほとんど彼の言うことは認めてくれないのです。
ただ、担当の裁判官は、
よく被告の話を聞いてくれるのですが、
その裁判官は、以前被告を無罪にしたというので、
裁判官の交代がおこなわれ、
厳しい裁判官に代わります。
結局、彼は有罪になります。
この裁判を見ていると、
もし、これが真実なら、
この社会はお先真っ暗だ
という気持ちになります。
最後に、「裁判官も官僚だから、
同じ官僚である警察や、
検察のいうことに反対するのは
勇気のいることなんだ」とある一人がいいます。
また、裁判がただ、勝ったり、負けたり
のことのほうがより重大であるかのような印象をうけます。
本来、裁判とは、より真実に近づく
ということではなかったのか。
本当にこんな社会でいいのですか。
2012年11月21日
小沢 裁判
以前、逃亡者という映画があり、
その中で、自分は犯人でないのに、
犯人と疑われて、自分で犯人を探す
という映画がありました。
たしかに、話は面白かったのですが・・・
日本だったら、むしろ警察に出頭して、
本当のことをいえば、警察は必ず話を聞いてくれるし、
信じてくれるのに、
何故なのかなーという気持ちがありました。
当時は、それだけ警察や、司法の正義を
多くの人が信じていたのではないかと思います。
ところが、最近、検察が、証拠を捏造したりして
・・・かつての信頼がうすれつつあるという気がします。
今回の小沢一郎の事件も、
まさにこのような事件だったと思います。
それなのに・・・新聞や、テレビなどの扱いは、
少し変な気がします。ただ、この場合は、
プロである検察が起訴できないと決定したものを、
さらに一般人が起訴するというのですから、
さらに、さらに、意味のわからない事件でした。
ともあれ・・・この事件で、ある一人の政治家が、
その政治生命を奪われたといってもいい事件でした。
無罪になるような事件で、起訴されて、
ある政治家の政治生命を奪っていいのかという疑問があります。
このようなことが、まかりとうれば、
「明日はわが身」という気がします。
憤慨しなくてはいけないのではないかと思います。
怒れ、若者よ。
その中で、自分は犯人でないのに、
犯人と疑われて、自分で犯人を探す
という映画がありました。
たしかに、話は面白かったのですが・・・
日本だったら、むしろ警察に出頭して、
本当のことをいえば、警察は必ず話を聞いてくれるし、
信じてくれるのに、
何故なのかなーという気持ちがありました。
当時は、それだけ警察や、司法の正義を
多くの人が信じていたのではないかと思います。
ところが、最近、検察が、証拠を捏造したりして
・・・かつての信頼がうすれつつあるという気がします。
今回の小沢一郎の事件も、
まさにこのような事件だったと思います。
それなのに・・・新聞や、テレビなどの扱いは、
少し変な気がします。ただ、この場合は、
プロである検察が起訴できないと決定したものを、
さらに一般人が起訴するというのですから、
さらに、さらに、意味のわからない事件でした。
ともあれ・・・この事件で、ある一人の政治家が、
その政治生命を奪われたといってもいい事件でした。
無罪になるような事件で、起訴されて、
ある政治家の政治生命を奪っていいのかという疑問があります。
このようなことが、まかりとうれば、
「明日はわが身」という気がします。
憤慨しなくてはいけないのではないかと思います。
怒れ、若者よ。
2012年11月20日
教育改革 3
先日、クラスで「大学を受験するのに、
高校を卒業する必要はないのではないか」
という問題を話しました。
もし、そうなれば、「宿題してこなければ、
単位をやれない」とか、「卒業させないぞ」
といったようなことは意味がなくなります。
また、さらに、中学卒業と同時に
大学を受験できます。もちろん、
高校1年終了時に、大学受験できますし、
2年終了時にも受験できます。
このようなことをどう考えますか。
賛成ですか・・・というアンケートをしました。
大分では、8対1で賛成が多かったです。
翌日他のクラスで、同じ質問をしたら、
7対3で賛成が多かったです。
また、中津でこの質問をしたら、
多くの生徒が・・・「これは、すぐ結論を出せない。
考える時間が欲しい」ということでした。
火曜日には結論を出すそうです。
このように、いつも考えることが大切です。
自分の頭で考えるような癖を作ってください。
高校を卒業する必要はないのではないか」
という問題を話しました。
もし、そうなれば、「宿題してこなければ、
単位をやれない」とか、「卒業させないぞ」
といったようなことは意味がなくなります。
また、さらに、中学卒業と同時に
大学を受験できます。もちろん、
高校1年終了時に、大学受験できますし、
2年終了時にも受験できます。
このようなことをどう考えますか。
賛成ですか・・・というアンケートをしました。
大分では、8対1で賛成が多かったです。
翌日他のクラスで、同じ質問をしたら、
7対3で賛成が多かったです。
また、中津でこの質問をしたら、
多くの生徒が・・・「これは、すぐ結論を出せない。
考える時間が欲しい」ということでした。
火曜日には結論を出すそうです。
このように、いつも考えることが大切です。
自分の頭で考えるような癖を作ってください。
2012年11月14日
私の教育改革 2
第一、東大や九大の入試に合格した生徒が、
高校を卒業していなければならない
ということがあるのでしょうか。
当然のこと、これらの生徒は、
高校卒業と同程度の学力以上のものがあるはずでしょう。
彼らが、何も高校3年まで待たなくて、
1年の終わりでも、2年がすんだ時点でも、
合格できそうなときに大学に行きたいと
思うのではありませんか。
また、そのように優秀な生徒を、
わざわざ高校にとどめておくのに
どのような意味があるのでしょうか。
現在でも、数学や物理など、一部の学部が、
高校2年の受験生を受け入れています。
たしかに、有名な数学者などは、
ほとんどが20才代で、偉大な発明をしています。
だから、早い時期に高等教育を受けさせる必要があります。
このような生徒は、国家の宝ですから、
彼らが大いに活躍できる場所を作る必要が
あると思います。また、そこまで優秀でなくても、
3年卒業年齢で受験する人も、別に高校を卒業しなくても、
受験できれば、もっと自由に勉強できるようになります。
高校に行かなくても、自宅にいながら、
時にはアルバイトをしたりして、自分で学資をためながら、
大学に合格できるということなります。
もちろん、普通に高校に通いながら、
大学を受験してもいいのです。
ようするに、もっと多くの選択肢を与えることが
いいのではありませんか。
このような自由が生じれば、
いろいろな特徴を持つ塾が各地にできて、
まさに現在の松下村塾が
それぞれの地域で存立することになります。
高校を卒業していなければならない
ということがあるのでしょうか。
当然のこと、これらの生徒は、
高校卒業と同程度の学力以上のものがあるはずでしょう。
彼らが、何も高校3年まで待たなくて、
1年の終わりでも、2年がすんだ時点でも、
合格できそうなときに大学に行きたいと
思うのではありませんか。
また、そのように優秀な生徒を、
わざわざ高校にとどめておくのに
どのような意味があるのでしょうか。
現在でも、数学や物理など、一部の学部が、
高校2年の受験生を受け入れています。
たしかに、有名な数学者などは、
ほとんどが20才代で、偉大な発明をしています。
だから、早い時期に高等教育を受けさせる必要があります。
このような生徒は、国家の宝ですから、
彼らが大いに活躍できる場所を作る必要が
あると思います。また、そこまで優秀でなくても、
3年卒業年齢で受験する人も、別に高校を卒業しなくても、
受験できれば、もっと自由に勉強できるようになります。
高校に行かなくても、自宅にいながら、
時にはアルバイトをしたりして、自分で学資をためながら、
大学に合格できるということなります。
もちろん、普通に高校に通いながら、
大学を受験してもいいのです。
ようするに、もっと多くの選択肢を与えることが
いいのではありませんか。
このような自由が生じれば、
いろいろな特徴を持つ塾が各地にできて、
まさに現在の松下村塾が
それぞれの地域で存立することになります。
2012年11月12日
教育改革 1
田中文相が、大学が多すぎるから、
新規の大学は認可しないと発言して、
問題をかもし出しています。
たしかに、大学が多すぎるし、
経営のために、レベルの低い生徒を受け入れる
という問題はあります。
しかし、これらもすべて、
現在の日本が抱えている問題の縮図にすぎません。
人口が減っていけば、
大学だけでなく、車も、家も、衣服も、
ありとあらゆる産業が縮小していくのです。
本来は人口縮小をくいとめる政策を
早くとって欲しいですね。
そういった点では、民主党の提唱していた
子供支援の政策を何故つぶしてしまったのでしょうね。
・・・とここまでは、一般的な意見ですが
・・・そのようなことではなく、
私の考える教育改革は今すぐ出来て、
しかも簡単にできる改革です。
それは、大学を受けるのに、
高校を卒業しなければならないという
規則をなくすことです。
もし、これが実現すれば、各地に多くの、
特徴をもった教育、
まるで維新の松下村塾が生まれるはずです。
新規の大学は認可しないと発言して、
問題をかもし出しています。
たしかに、大学が多すぎるし、
経営のために、レベルの低い生徒を受け入れる
という問題はあります。
しかし、これらもすべて、
現在の日本が抱えている問題の縮図にすぎません。
人口が減っていけば、
大学だけでなく、車も、家も、衣服も、
ありとあらゆる産業が縮小していくのです。
本来は人口縮小をくいとめる政策を
早くとって欲しいですね。
そういった点では、民主党の提唱していた
子供支援の政策を何故つぶしてしまったのでしょうね。
・・・とここまでは、一般的な意見ですが
・・・そのようなことではなく、
私の考える教育改革は今すぐ出来て、
しかも簡単にできる改革です。
それは、大学を受けるのに、
高校を卒業しなければならないという
規則をなくすことです。
もし、これが実現すれば、各地に多くの、
特徴をもった教育、
まるで維新の松下村塾が生まれるはずです。
2012年11月12日
黒田 官兵衛 8
とはいいながら、当時は・・・いや、
今もそうですが・・・その信義を崩そうとすることが、
戦いの戦略になっていることが多いのです。
たとえば・・・荒木村重の反乱にしても、
毛利の側から、「村重に謀反の様相あり」
と明智の陣営に流したとします。
明智はそれをある程度、精査はしても、
やはり明智の偏見も重なることになります。
もし、明智光秀が荒木村重を快く思わなかったら、
「村重異心」と信長に伝えることになりましょう。
さらに、村重の側にも、
「信長殿は村重に疑心を持っておられる」
と流したとします。
そうすれば、これらの流言蜚語の前に、
村重は反旗をひるがえさなくなるのです。
こういうふうにして、信頼している2人が、
反目しあうことになります。
このようなことが、今でも起きています。
でも・・・これだけは避けなくてはなりません。
このような愚を避けるたったひとつの方法は、
自分の判断を信じることです。
その人物が、どんなにお金もなく、
地位がなくても、自分が立派であると思うなら、
立派なのです。他の人がどんなに中傷しても、
信じきれる人間になりたいですね。
あなたたちも、友を信じなさい。
いつも、自分で判断して、
自分の判断を信じきることです。
そのためには、やはり、自分で考え、
自分でものを見るということが大切なのです。
あなたたちの中に育って欲しいのは、
まさに、このことです。
今もそうですが・・・その信義を崩そうとすることが、
戦いの戦略になっていることが多いのです。
たとえば・・・荒木村重の反乱にしても、
毛利の側から、「村重に謀反の様相あり」
と明智の陣営に流したとします。
明智はそれをある程度、精査はしても、
やはり明智の偏見も重なることになります。
もし、明智光秀が荒木村重を快く思わなかったら、
「村重異心」と信長に伝えることになりましょう。
さらに、村重の側にも、
「信長殿は村重に疑心を持っておられる」
と流したとします。
そうすれば、これらの流言蜚語の前に、
村重は反旗をひるがえさなくなるのです。
こういうふうにして、信頼している2人が、
反目しあうことになります。
このようなことが、今でも起きています。
でも・・・これだけは避けなくてはなりません。
このような愚を避けるたったひとつの方法は、
自分の判断を信じることです。
その人物が、どんなにお金もなく、
地位がなくても、自分が立派であると思うなら、
立派なのです。他の人がどんなに中傷しても、
信じきれる人間になりたいですね。
あなたたちも、友を信じなさい。
いつも、自分で判断して、
自分の判断を信じきることです。
そのためには、やはり、自分で考え、
自分でものを見るということが大切なのです。
あなたたちの中に育って欲しいのは、
まさに、このことです。
2012年11月03日
若ものよ 3
若ものよ。
目をさましなさい。
目をさまして、まわりを見わたすんだ。
そうすれば、すぐわかるじゃないか。
かつては、あれだけ、世界を席巻した、
ソニーも、パナソニックも、
今や、急速に変化する世界の潮流に、
乗り遅れ、次々とその地位を韓国や、
中国の企業にあけわたしているではありませんか。
このままでは、あなたたちの働く場所は、
ますます少なくなり、
ニートや、フリーターばかりが増えるのです。
そして、多くの若者が結婚さえもできなくなっているのです。
今、あなたたちが立ち上がらなければ、
この日本はこのまま沈んでいくばかりです。
かつて、このような国難にあたって・・・
坂本竜馬や、高杉晋作が立ち上がって、
大きく日本を変えたように、
あなたたちの中から、
この日本を救い出す人が出なくてはなりません。
あなたたちの双肩には、
この日本が重くのしかかっていて・・・
いや、そればかりではない・・・
未来の人々の夢や、
いや、命さえもかかっているのです。
だから、もう一度、周囲をみわたして、
今、自分が何をしたらいいのか、
何が出来るのかを考えて欲しいのです。
いや、そうではない。
あなたたちの中には、“どうかしたい”、
“どうかしなければ”という燃えるような思いは
湧き上がってこないのですか。
目をさましなさい。
目をさまして、まわりを見わたすんだ。
そうすれば、すぐわかるじゃないか。
かつては、あれだけ、世界を席巻した、
ソニーも、パナソニックも、
今や、急速に変化する世界の潮流に、
乗り遅れ、次々とその地位を韓国や、
中国の企業にあけわたしているではありませんか。
このままでは、あなたたちの働く場所は、
ますます少なくなり、
ニートや、フリーターばかりが増えるのです。
そして、多くの若者が結婚さえもできなくなっているのです。
今、あなたたちが立ち上がらなければ、
この日本はこのまま沈んでいくばかりです。
かつて、このような国難にあたって・・・
坂本竜馬や、高杉晋作が立ち上がって、
大きく日本を変えたように、
あなたたちの中から、
この日本を救い出す人が出なくてはなりません。
あなたたちの双肩には、
この日本が重くのしかかっていて・・・
いや、そればかりではない・・・
未来の人々の夢や、
いや、命さえもかかっているのです。
だから、もう一度、周囲をみわたして、
今、自分が何をしたらいいのか、
何が出来るのかを考えて欲しいのです。
いや、そうではない。
あなたたちの中には、“どうかしたい”、
“どうかしなければ”という燃えるような思いは
湧き上がってこないのですか。
2012年10月28日
どうすれば成績が上がるのか
どうすれば成績は上がるのか
いろいろと書いてきましたが、
これまで書いてきたことで、
わかっていただけると思いますが、
まず前提としては、
1知識を頭に入れる、2しかも速く入れるということです。
この原則に当てはめて、後は自分で考えることです。
たとえば、辞書を引くことが正しいのか、
紙の辞書でなくてはならないのか・・・
この様なことは自分で考えれば、
すぐにわかるはずです。
また、最近、朝食を食べている生徒が成績がいい
といったことも言われていますが、
このようなことも、はたしてそうなのかと考えてみる必要があります。
現在は情報過多の時代です。
その情報の中から、自分で正しいと判断して、
情報を選別して下さい。
そして、どの人の言っていることがより正しいのか判断し、
どの人の言っている情報が受け入れられるかを決めていったら
いいのだと思います。
その場合、必ずしも、先生でない場合もあります。
こういうことを言う以上、
先生というのはいつも生徒から選別されているのだ
という緊張感を持たなくてはなりません。
その緊張感を持たせることが大切なのです。
先生の言っていることが正しいかという判断を、
あなたたちがするときこそ、先生も成長して行くはずなのです。
いろいろと書いてきましたが、
これまで書いてきたことで、
わかっていただけると思いますが、
まず前提としては、
1知識を頭に入れる、2しかも速く入れるということです。
この原則に当てはめて、後は自分で考えることです。
たとえば、辞書を引くことが正しいのか、
紙の辞書でなくてはならないのか・・・
この様なことは自分で考えれば、
すぐにわかるはずです。
また、最近、朝食を食べている生徒が成績がいい
といったことも言われていますが、
このようなことも、はたしてそうなのかと考えてみる必要があります。
現在は情報過多の時代です。
その情報の中から、自分で正しいと判断して、
情報を選別して下さい。
そして、どの人の言っていることがより正しいのか判断し、
どの人の言っている情報が受け入れられるかを決めていったら
いいのだと思います。
その場合、必ずしも、先生でない場合もあります。
こういうことを言う以上、
先生というのはいつも生徒から選別されているのだ
という緊張感を持たなくてはなりません。
その緊張感を持たせることが大切なのです。
先生の言っていることが正しいかという判断を、
あなたたちがするときこそ、先生も成長して行くはずなのです。
2012年10月16日
情報過多の時代
この前から、何度か書いてきましたが、
最近の若いひとたちは、自分で判断するという
能力を身に着けてるための訓練を受けていない気がします。
最近は、わからないことがあれば、
すぐインターネットで調べるせいなのか、
事実を深く考査することもなく、
受け入れてしまう気がします。
以前は、すぐには本当のことがわからなかったものだから、
真実に行き着くために、
自分で、ああでもない、こうでもないと
考える時間があったのかもしれません。
前も書きましたが、現在は情報過多の時代です。
あまりに多くの情報がありすぎて、
どれを信じていいのかわからなくなっています。
「それは何か」を知るよりも、
どの事実をこの場合に当てはめればいいのかを、
考える時代になっています。
最近の若いひとたちは、自分で判断するという
能力を身に着けてるための訓練を受けていない気がします。
最近は、わからないことがあれば、
すぐインターネットで調べるせいなのか、
事実を深く考査することもなく、
受け入れてしまう気がします。
以前は、すぐには本当のことがわからなかったものだから、
真実に行き着くために、
自分で、ああでもない、こうでもないと
考える時間があったのかもしれません。
前も書きましたが、現在は情報過多の時代です。
あまりに多くの情報がありすぎて、
どれを信じていいのかわからなくなっています。
「それは何か」を知るよりも、
どの事実をこの場合に当てはめればいいのかを、
考える時代になっています。
2012年10月15日
自分で考える
自分で考える人になれ
私の父親は、いつも「天皇陛下や、
総理大臣が偉いわけではない。
その人が偉いかどうかは自分の目で見て決めろ」
とよく言っていました。
「もし、自分の目で見て偉いと思うなら、
その人に、どんなに地位がなくても、
お金がなくても偉いんだ」と言っていたのです。
要するに、父親が言いたかったことは、
「物事を判断するのに、自分の目を信じろ」
と言っていたのです。
私が父から受けた教育は、このことだった気がします。
親が子供に伝える教訓はそんなに多くはありません。
どんなに多くのことを言っても、
子供はおぼえていませんから、それだったら、
いつもたったひとつのもっとも大切なことだけを
伝えるだけで十分だと思います。
私の父親は、いつも「天皇陛下や、
総理大臣が偉いわけではない。
その人が偉いかどうかは自分の目で見て決めろ」
とよく言っていました。
「もし、自分の目で見て偉いと思うなら、
その人に、どんなに地位がなくても、
お金がなくても偉いんだ」と言っていたのです。
要するに、父親が言いたかったことは、
「物事を判断するのに、自分の目を信じろ」
と言っていたのです。
私が父から受けた教育は、このことだった気がします。
親が子供に伝える教訓はそんなに多くはありません。
どんなに多くのことを言っても、
子供はおぼえていませんから、それだったら、
いつもたったひとつのもっとも大切なことだけを
伝えるだけで十分だと思います。
2012年10月07日
昭和の時代
この前、生徒に、
「自分の国、たとえば尖閣諸島が
取られるとき、戦いますか」
という質問をしたら、
ほとんど全員が、
戦わない、逃げるというのです。
さらに進んで、
「自分の住む九州が襲われたときにも、
逃げるのか」というと
それでも逃げるというのです。
そのような意見があることはいいことですが、
しかし、全員が逃げるというのは危険です。
もし、すべて若者が逃げるということは、
国がなくなるということです。
その場合、もちろん、お金・・・
円がなくなるのです。
また、日本語がなくなることでもあります。
日本語がなくなれば、
日本の文化のほとんどが失われます。
連綿と続く歴史もなくなります。
日本のほとんどすべてのことが
喪失されるのです。
このことまで、
考えてただ逃げると言っているのですか。
日本は大戦を経験し、
多くの人が、戦争を忌み嫌うようになりました。
たしかに、そのことはいいのですが、
ものごとは、
振り子で、一方に偏ることが多いのです。
今は振り子が振りすぎている気配があります。
ちょうど、中間にあるときのほうが安全なのです。
私は、あなたたち若者が
「よく考える人間」になってもらいたいと
思っています。
時代には大きな流れがあり、
多くの人がそれに流されて、
自分で考えることを失くししまう傾向があります。
昭和の初めは、
「戦いたくない」と言えない時代の流れでした。
それはいかにも危険な時代でした。
でも、自分の住む場所が侵されても
ただ逃げるがいいという時代も
やはり危険な時代ではないのでしょうか。
「自分の国、たとえば尖閣諸島が
取られるとき、戦いますか」
という質問をしたら、
ほとんど全員が、
戦わない、逃げるというのです。
さらに進んで、
「自分の住む九州が襲われたときにも、
逃げるのか」というと
それでも逃げるというのです。
そのような意見があることはいいことですが、
しかし、全員が逃げるというのは危険です。
もし、すべて若者が逃げるということは、
国がなくなるということです。
その場合、もちろん、お金・・・
円がなくなるのです。
また、日本語がなくなることでもあります。
日本語がなくなれば、
日本の文化のほとんどが失われます。
連綿と続く歴史もなくなります。
日本のほとんどすべてのことが
喪失されるのです。
このことまで、
考えてただ逃げると言っているのですか。
日本は大戦を経験し、
多くの人が、戦争を忌み嫌うようになりました。
たしかに、そのことはいいのですが、
ものごとは、
振り子で、一方に偏ることが多いのです。
今は振り子が振りすぎている気配があります。
ちょうど、中間にあるときのほうが安全なのです。
私は、あなたたち若者が
「よく考える人間」になってもらいたいと
思っています。
時代には大きな流れがあり、
多くの人がそれに流されて、
自分で考えることを失くししまう傾向があります。
昭和の初めは、
「戦いたくない」と言えない時代の流れでした。
それはいかにも危険な時代でした。
でも、自分の住む場所が侵されても
ただ逃げるがいいという時代も
やはり危険な時代ではないのでしょうか。
2012年10月06日
昭和の時代
何故、このようなことを書いたのか。
本当に、軍がすべてを支配していた
といってもいいような時代は、
もっとも嫌な時代でした。
いつも危険なことは、
すべての人が同じ意見で、
その意見に反対することに勇気がいるという時代です。
あのころは、
戦争に反対することができなくて、
ずるずると戦争に巻き込まれていったのです。
日本史を勉強するとき、
このことだけは考えて欲しいと思います。
それは・・・何時の時点だったら、
戦争を阻止できたかということです。
おそらく、何度も何度も、
この道を行かなければ、
戦争を回避できたといった節目があったはずです。
そして、そのどの点も回避できなくて、
我々は戦争に突入して行ったのです。
歴史から学ぶもっとも大きなことは、
このことではないかと思います。
本当に、軍がすべてを支配していた
といってもいいような時代は、
もっとも嫌な時代でした。
いつも危険なことは、
すべての人が同じ意見で、
その意見に反対することに勇気がいるという時代です。
あのころは、
戦争に反対することができなくて、
ずるずると戦争に巻き込まれていったのです。
日本史を勉強するとき、
このことだけは考えて欲しいと思います。
それは・・・何時の時点だったら、
戦争を阻止できたかということです。
おそらく、何度も何度も、
この道を行かなければ、
戦争を回避できたといった節目があったはずです。
そして、そのどの点も回避できなくて、
我々は戦争に突入して行ったのです。
歴史から学ぶもっとも大きなことは、
このことではないかと思います。
2012年10月06日
ゴーストップ事件
ゴーストップ事件を知っていますか。
これは、昭和の初めのころ、
大阪で起こった事件です。
ある交差点で、
警官が交通整理をしていたときのことです。
当時は交通信号が多くはなかったので、
おまわりさんが手信号で、
交通整理をしていたのです。
そのとき、ひとりの兵隊が彼の指示を無視して、
道路を横断しよとしたのです。
それで、警察官はそれを注意したのですが、
その注意を聞かなかったため、
交番に連れて行き、
そこで殴り合いの喧嘩になったというのです。
この事件はただちに、
警察と軍部の対立となり、
大阪知事と、師団長の対立となりました。
何でこのような程度の事件で、
上層部の対立になったのか、
今のあなたたちには想像も
つかないと思いますが、
当時はそれほど軍の力が強く、
軍が警察に名誉を傷つけられたとして、
争ったのだと思います。
このようなことは、誰が見ても、
信号を無視した兵隊が悪いに決まっています。
それなのに、
軍は自分たちはあやまる必要はない、
兵隊にこのような扱いをした
警察こそ許せないと断じて、
警官に謝罪を要求したのです。
このような背景には、
いつも統帥権は天皇にあり、
天皇以外の人の命令に従う必要はない
といった風潮がありました。
また、一般の人も、命をかけて国に
尽くしている人たちだからと
言って彼らを甘やかす風潮もあったのだと思います。
このことから、
軍の横暴が起こってきたのでしょう。
そして、彼らの増長が頂点に達したのが
この事件だったのかもしれません。
これは、昭和の初めのころ、
大阪で起こった事件です。
ある交差点で、
警官が交通整理をしていたときのことです。
当時は交通信号が多くはなかったので、
おまわりさんが手信号で、
交通整理をしていたのです。
そのとき、ひとりの兵隊が彼の指示を無視して、
道路を横断しよとしたのです。
それで、警察官はそれを注意したのですが、
その注意を聞かなかったため、
交番に連れて行き、
そこで殴り合いの喧嘩になったというのです。
この事件はただちに、
警察と軍部の対立となり、
大阪知事と、師団長の対立となりました。
何でこのような程度の事件で、
上層部の対立になったのか、
今のあなたたちには想像も
つかないと思いますが、
当時はそれほど軍の力が強く、
軍が警察に名誉を傷つけられたとして、
争ったのだと思います。
このようなことは、誰が見ても、
信号を無視した兵隊が悪いに決まっています。
それなのに、
軍は自分たちはあやまる必要はない、
兵隊にこのような扱いをした
警察こそ許せないと断じて、
警官に謝罪を要求したのです。
このような背景には、
いつも統帥権は天皇にあり、
天皇以外の人の命令に従う必要はない
といった風潮がありました。
また、一般の人も、命をかけて国に
尽くしている人たちだからと
言って彼らを甘やかす風潮もあったのだと思います。
このことから、
軍の横暴が起こってきたのでしょう。
そして、彼らの増長が頂点に達したのが
この事件だったのかもしれません。