2012年11月11日
黒田 官兵衛 7
金もなく、地位もなく、名誉も・・・
何もかもないないづくしのとき・・・
それでもその人が、立身をとげるには、
人に信義を尽くし、約束を必ず履行し、
信頼を得ること以外の方法はありません。
まさに、官兵衛も、秀吉も、人に情誼を尽くし、
その人たちの信頼を得ていったのです。
官兵衛と秀吉の親交は、変遷極まりない戦国の世で、
一筋の光明を感じさせる逸話ではありませんか。
もうひとつこのような話があります。
それは、宇喜多直家が死の床にあったとき、
秀吉はそれまで質子として預かっていた、
子供の秀家を枕元に連れて行き、
「当主がいなければ、お困りであろう。
この子をお返し申そう」と言ったというのです。
死を待つ身である直家は、この秀吉の厚誼に感涙したと言われます。
もちろん、その家臣団もまた、「この人のためには」
と心に誓ったに違いありません。
このような清廉として品格の高い人間関係を築けたらいいですね。
私は・・・もし、官兵衛や秀吉がここに生きていたら、
聞いてみたいのです。
「あなたたちは、今まで人を信じて来て、
そのために損をしたことが多かったですか。
それとも、大いに得をしたことが多かったですか」と
・・・もちろん、人を見る目にたけていた2人ですから、
つまらないことにだまされたということはないと思いますが、
それでも、この人はという人物にだまされ、
それによって損をこうむった事はあったでしょう。
しかし・・・反対に、一生の友を得たり、
人生を好転させる好機になったといったことが
多かったのでははないでしょうか。
官兵衛だったら、「人に裏切られたことより、
信じて得をしたことの方が、大きいに決まってるじゃないか」
と笑いながら答えるかもしれませんね。
何もかもないないづくしのとき・・・
それでもその人が、立身をとげるには、
人に信義を尽くし、約束を必ず履行し、
信頼を得ること以外の方法はありません。
まさに、官兵衛も、秀吉も、人に情誼を尽くし、
その人たちの信頼を得ていったのです。
官兵衛と秀吉の親交は、変遷極まりない戦国の世で、
一筋の光明を感じさせる逸話ではありませんか。
もうひとつこのような話があります。
それは、宇喜多直家が死の床にあったとき、
秀吉はそれまで質子として預かっていた、
子供の秀家を枕元に連れて行き、
「当主がいなければ、お困りであろう。
この子をお返し申そう」と言ったというのです。
死を待つ身である直家は、この秀吉の厚誼に感涙したと言われます。
もちろん、その家臣団もまた、「この人のためには」
と心に誓ったに違いありません。
このような清廉として品格の高い人間関係を築けたらいいですね。
私は・・・もし、官兵衛や秀吉がここに生きていたら、
聞いてみたいのです。
「あなたたちは、今まで人を信じて来て、
そのために損をしたことが多かったですか。
それとも、大いに得をしたことが多かったですか」と
・・・もちろん、人を見る目にたけていた2人ですから、
つまらないことにだまされたということはないと思いますが、
それでも、この人はという人物にだまされ、
それによって損をこうむった事はあったでしょう。
しかし・・・反対に、一生の友を得たり、
人生を好転させる好機になったといったことが
多かったのでははないでしょうか。
官兵衛だったら、「人に裏切られたことより、
信じて得をしたことの方が、大きいに決まってるじゃないか」
と笑いながら答えるかもしれませんね。
2012年08月28日
藤田 まこと
ちょっと、話は変わりますが
――私は刑事物好きで、
そんなドラマをよくみます。
最近は・・・と言っても随分前の、
ドラマですが、
藤田 まことの「京都殺人案内」が特に好きです。
クロードチアリのなんとも、
うら悲しいギターのメロディーに乗って、
物語が展開していきます。
少し猫背の老刑事が、
こつこつと事件を追い、
犯人を追い詰めるにしたがって・・・
犯人の切なく、
逃れることのできない苦汁が浮かび上がってきて、
見る人はその苦悩に深く同情します。
この老刑事は
――自分が犯人を追い詰めることが、
はたして正義なのかと自問しながら、
それでも法の番人として、
その犯人を追い詰めて行くのです。
この物語には、
人間に対して、深く同情する心根が渦巻いていて、
見終わった後も、心にしみじみとした
共鳴を感じるのです。でも・・・
――私は刑事物好きで、
そんなドラマをよくみます。
最近は・・・と言っても随分前の、
ドラマですが、
藤田 まことの「京都殺人案内」が特に好きです。
クロードチアリのなんとも、
うら悲しいギターのメロディーに乗って、
物語が展開していきます。
少し猫背の老刑事が、
こつこつと事件を追い、
犯人を追い詰めるにしたがって・・・
犯人の切なく、
逃れることのできない苦汁が浮かび上がってきて、
見る人はその苦悩に深く同情します。
この老刑事は
――自分が犯人を追い詰めることが、
はたして正義なのかと自問しながら、
それでも法の番人として、
その犯人を追い詰めて行くのです。
この物語には、
人間に対して、深く同情する心根が渦巻いていて、
見終わった後も、心にしみじみとした
共鳴を感じるのです。でも・・・
2012年07月28日
感動を
この前の、単語レースで、“あらた”が三冠王を達成したことに、
本当にびっくりしました。
実はこの賞を作るとき、実際ここまでやれる生徒はいないだろうと
いうことで、1万円の三冠王賞を作ったのでした。
ところが、見事に達して、本当に感動しました。
この表彰式に一年生も参加してもらったのは、
この感動を伝えたかったからです。
人生にこのような感動をいくつもてるかで、
その人の一生は大きく変わります。
おそらく、あの夜の表彰式の光景は多くの人の心に一生残り、
いろいろな節目に、思い出されるはずです。
そして、“あらた”という人物を思い出すとき、
あの時の感動を同時に思い出すのです。
そんな感動を人に与えるような人に、
あなたたちひとりひとりがなって欲しい。
“続け、あらたに”
本当にびっくりしました。
実はこの賞を作るとき、実際ここまでやれる生徒はいないだろうと
いうことで、1万円の三冠王賞を作ったのでした。
ところが、見事に達して、本当に感動しました。
この表彰式に一年生も参加してもらったのは、
この感動を伝えたかったからです。
人生にこのような感動をいくつもてるかで、
その人の一生は大きく変わります。
おそらく、あの夜の表彰式の光景は多くの人の心に一生残り、
いろいろな節目に、思い出されるはずです。
そして、“あらた”という人物を思い出すとき、
あの時の感動を同時に思い出すのです。
そんな感動を人に与えるような人に、
あなたたちひとりひとりがなって欲しい。
“続け、あらたに”
2012年07月26日
親切にする
この前、淳平と一平が「情けは人のためならず」という話をしていたけど、
2人とも正確に理解していたようです。
この言葉は、本当にいい言葉ですね。
他の人に親切にしたら、その親切はいつか、
必ず自分に帰ってくるということです。
よく間違って、人に情けをかけるのはよくない。
甘やかしては駄目だと勘違いしている人がいるけど、
そうではないのです。
先日の話のように、
「自分に声がかからなくて、もうかった」という人がどれだけ、
損をしているか、感じようではありませんか。
2012年07月23日
気づかないで、自分が損をしている
いつも買い物から帰るときは、両手に荷物いっぱい。
「ふっふっ」言いながら、階段を登っていくのです。
こんなとき、さっと手伝ってくれる生徒には感謝感激です。
またこんな大変なとき、誰に手伝ってもらおうかと思うのです。
誰に声をかけようかと迷うのです。
そんなとき、すぐに頭に浮かぶのが「神さん」。
いつもは神さんだけど、この前は、さっと、淳平が手伝ってくれました。
こんな生徒には、こちらも何とか協力しようと思うのです。
少し無理なことでも、聞いてあげようとか、勉強で困っているときには、
どうすればいいのか、本気で考えます。
要するに、他人に親切にすれば、それが自分に戻ってきます。
声がかからなくてよかったという人がいたら、
そんな人は大きな損をしているのだと感じて欲しいのだ――
「ふっふっ」言いながら、階段を登っていくのです。
こんなとき、さっと手伝ってくれる生徒には感謝感激です。
またこんな大変なとき、誰に手伝ってもらおうかと思うのです。
誰に声をかけようかと迷うのです。
そんなとき、すぐに頭に浮かぶのが「神さん」。
いつもは神さんだけど、この前は、さっと、淳平が手伝ってくれました。
こんな生徒には、こちらも何とか協力しようと思うのです。
少し無理なことでも、聞いてあげようとか、勉強で困っているときには、
どうすればいいのか、本気で考えます。
要するに、他人に親切にすれば、それが自分に戻ってきます。
声がかからなくてよかったという人がいたら、
そんな人は大きな損をしているのだと感じて欲しいのだ――
2012年07月22日
感動を与える
最近、もっとも感動したというのか、
驚いたことは――あやめが、
この前の単語テストでフロ単、黄単で両方とも95点を取ったことです。
他に100点がいたから、一番は取れなかったけど、
すごい点ではありませんか。
この点にいたく感動したのが由紀子先生。
急遽敢闘賞を作って、あやめを褒賞したのです。
この前、あやめが、「これで間に合うのかなー」などと言っていたけど、
あの勢いは尋常ではありません。
「絶対間に合うよ」と私が確信を持っていえるのは、
僅かの期間に仕上げた彼女の迫力です。
そう、この感動なのです。
驚いたことは――あやめが、
この前の単語テストでフロ単、黄単で両方とも95点を取ったことです。
他に100点がいたから、一番は取れなかったけど、
すごい点ではありませんか。
この点にいたく感動したのが由紀子先生。
急遽敢闘賞を作って、あやめを褒賞したのです。
この前、あやめが、「これで間に合うのかなー」などと言っていたけど、
あの勢いは尋常ではありません。
「絶対間に合うよ」と私が確信を持っていえるのは、
僅かの期間に仕上げた彼女の迫力です。
そう、この感動なのです。