鳥居 強右衛門 ⑤

剛先生

2012年09月20日 00:08

家康に休むようにとねぎらいの言葉かけて

もらったのですが、強右衛門は「城では、

みなが私の首尾を待ちかねております。

御味方が明日にも出立することを知らせ

とうございます」といって、深々と頭を下げました。

家康は「もしこのまま返せば、武田方に

つかまったりもするだろうし、命も保障

しかねるかも知れぬ」と思いましたが、強右衛門

の決意を見ると、これ以上止めても無駄

であろうと思い直して、「では、くれぐれ

も気をつけるように」と諭して、強右衛門

を出立を見送ったのでした。

徳川、織田軍は、翌日には予定どうりに、

長篠城に向けて出立と決まりました。

この知らせを仲間に早く知らせようと、

長篠城へと取って返した強右衛門は、

往復130キロの道を、一睡もせずに、一日半

で駆け抜けたのでした。

ところが、長篠城の近くまで来た強右衛門は、

武田軍に捕まってしまいます。




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