賢く生きる ③ 大黒屋光太夫

剛先生

2012年09月13日 14:46

大黒屋光太夫 -2

光太夫たちが漂着した島にいたロシア人

たちは、口々に光太夫たちに話しかける

のですが、全く何を言っているのかわか

りません。

彼らは、光太夫たちの持ち物を指差して、

しきりに「エトチョワ」と言います。

光太夫は考えて、同じ言葉を身近な

鍋を指して、ロシア人に発してみました。

すると、彼らがうれしそうに、それを指

してロシア語で「。。。。」といいます。

光太夫は「ははあ、エトチョワとは、これは

何ですか、と言う意味なのではないか。すると、

鍋はロシア語では。。。というのか」と推測して、

次々に、別のものを指差しては「エトチョワ」と

言ってみました。

ロシア人たちは、得意そうに次々と答えて

くれます。几帳面な光太夫は、それらを

書き留めて、仲間にも教え、彼らは、

簡単なロシア語を学んでいったのです。

島にいるロシア人の保護の下、光太夫

たちは何とか、そこで、4年間を生き

延びました。 (つづく)


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