人生2回論 2
友だちのひとりが「定年になるのが待ち遠しかったけど、
いざ定年になってみると、よかったのは、
初めの3ヶ月だけ。後は退屈で退屈で、
どうして一日を持たせるか。
毎日その戦いになった」というのです。
彼は――毎日行くところもなく、
どうすればいいか考えた末、
今までやったことのないゴルフを始め、
毎日通いつめ、今ではかなりの腕前になったというのです。
こういった場合・・・もし、彼に・・・
何か新しい夢に向かって突っ走れるような目標があったら、
ゴルフに向けた情熱を・・・
いや、ゴルフが悪いと言ってるのではありません
・・・いや、そうではなくて、もっと生産的な夢があったら、
もっとすばらしいのではないかと思うのです。
この根本は、「もう人生は終わったという気持ちではなく、
これから新しいことを始める年代なんだ」と考えると、
もっと人生は楽しくなります。
たとえば、長年看護婦さんをしていた女性が、
勉強して・・・いわば、医者と看護婦さんの中間みたいな
・・・ある程度治療もできるといった資格があったとすれば、
そして、そのテストに合格したら、
一定の治療ができると言うことであれば、
人生は再度の挑戦となって楽しいのではありませんか。
また、公務員でも、60歳から採用するといった制度があれば、
多くの人が夢を持って人生を生きられます。
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