餓死した裁判官
随分、以前のことですが、
ある先生が、すばらしい裁判官の話
をしてくれたことがありました。
当時は、食料管理法のある時代で、
たしか・・・あまり詳しくはわかりませんが
・・・米を買うのには規定があって、
一定の量以上に米を買うことができなかった
時代だったのだと思います。
しかし、割り当てられた米の量は
少なく、それだけではやっていけずに、
ほとんどの人がやみ米を買って
何とかしのいでいた時代だったのです。
ところが、この裁判官は「自分は裁判官だから、
決して法をやぶるわけにはいけない」というので、
結局、決してやみ米を買わなくて、
餓死したといのです。
この話、これ以上詳しいことは知りませんが、
小さいときにすごく感銘を受けた話でした。
それほど当時の、司法には信頼があったのでしょうね。
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