与謝野 晶子
そうそう、忘れてた。
与謝野 晶子の件ですが、
彼女は旅順で戦う弟に、
君死にたもうことなかれと
歌ったのでした。
この詩は・・・
当時、日本はロシアと戦っていましたから、
多くの人に反戦的だと非難されたのです。
しかも、驚くことに、
晶子の歌の中には、
天皇は自ら戦場に立つわけでは
ないのではないかと歌っているのです。
このすざましい気迫は
一体何からきたのでしょうか。
当時の天皇制の中で、
このような発言はまさに
命がけではなかったのかとさえ思えるのです。
多くの人の批判にさらされながら、
「何事も忠君愛国や教育勅語
を持ち出して論じる事の流行こそ、
危険思想ではないかと考えます」と述べた彼女に、
私は心から拍手したい思いです。
もし、歌がただ忠君を歌うのだったら、
何の歌の価値があろうか?というのです。
私たちも、つい、時代に流されて、
自分を見失ってはいないのでしょうか。
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