外国に行って驚いたこと 10
これは外国のことではないのですが・・・
いや、大分のホテルでの話です。
ある大分のホテルに泊まっていたときのことです。
またまた、ちょうど、風呂から出てきたときです。
急に、ジーンジーンと例の火災報知器が
けたたましくなり始めたのです。
私はまさに風呂から出てきたばかりですから、
裸で、バスタオルを巻いただけでした。
ここは外国ではありませんから、
火災報知器が間違ってるようなことはないと思って、
慌てて、廊下に飛び出しました。
しかし、どこにも煙は出ていませんし、
人が叫ぶような声も聞こえません。
でも、報知器は狂ったような音で、
リンリン鳴り続けています。
「どうしたんだ」と思って、
ふと部屋のドアを開けようとして、
はっと気づきました。
ようするに慌てていたので、
部屋の鍵を持ってなくて、
そのまま出てきていました。
だから、もうドアは開きません。
私は、まさにパンツもはいていません。
まるはだかに、バスタオル一枚巻いただけだったのです。
ここで、火事も大変だけど、
このバスタオル一枚の状態も、
もうひとつ深刻な事態でした。
このままフロントに行って、
部屋の鍵をもらわなければならないのか
・・・フロントに向かって行きかかって、
どうしょうと一歩足を止めたり・・・
そのとき、係りの人が、腕に一杯部屋の鍵を持って、
そのなかから目当ての鍵を探しながら、
急ぎ足で、こっちにやってきました。
「あの・・・」・・・彼はそれには振り向かないで、
いきなり私の部屋の鍵を開け始め、部屋に入って行きました。
私もすぐついてはいると、「何かあったのですか」といいます。
どうやら、火災報知器の原因はこの部屋にあるというのです。
しかし、何も思い当たることはありません。
すると「ときどき、タバコの煙でも警報器がなりますからね」
というのです。おいおい、勘弁してよ。
こんな格好になってさ・・・腹が立つやら
・・・恥ずかしさに赤くなりながら・・・
どうしていつもホテルで、
火災報知器災難に出会うのでしょうね・・・
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