ランの話 ②
イスラエル人のランが来て一ヶ月近くになると
彼の印象は全く変わってきました。初日に見せた暗い
印象はなくなって、生徒に熱心に接するランがいました。
彼の周りにはいつも生徒たちが群れているという状態
なのです。言葉は全く通じないはずの彼が、なぜ、と思いました。
生徒たちには、外国人と言うだけで、珍しいのかとも思いました。
しかし、彼の授業や、生徒とのやり取りを見ていると、なかなか
魅力的な人柄だということがわかりました。通じない日本語での
身振り手振りながら、彼が心底、子供たちとのふれあいを楽しんで
いることが見て取れました。そのことを子供たちも敏感に感じて
いたのでしょう。
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