さしみを食べる外国人 2

剛先生

2012年11月24日 09:22

差し出された皿をなめてみて、

すぐに醤油かソースかを私が当てると、

「どうしてわかるのだ」と不思議そうなのです。

「日本人なら、誰でもわかるんだ」と言うと、

「自分にはわからない」というようすなのです。

私にしてみたら、こんなに味が違うのに、

どうしてわからないんだろうか

といった気持ちでいっぱいでした。

そのとき、アメリカ人は日本人よりずっと、

味には敏感でないのだと思ったのです。

おそらく、日本には四季折々の味があり、

アメリカにはそれがないのではないのだろうかと、

ついつい思ってしまいました。

そうすると、こんな私の気持ちを察してか、

彼女は「あんたは肉の味がわからないだろう」

といったのです。

私は、一瞬、意味を理解しかねたのですが

・・・彼女が言うには・・・肉にはそれぞれ産地があり、

テキサスとか、カルホルニアとか、

産地によって味が違うというのです。

「あなたは、この肉の味がわからんだろう」

と得意そうに言うのです。

私は「そんなことわからないよ」と言うと、

彼女は勝ち誇ったように笑ったのでした。

しかし、私にとっては、どうしても納得行かなくて、

次にオーストラリア人が来たとき、

「あなたの国では、肉を食べてみて、

その産地を当てられるか」と聞きました。

彼は「そんなこと当てられるはずがないじゃないか」

とびっくりしたようすて答えたのです。

やはり、あのときの彼女は、

悔しさのあまりあんなことをいったのでしょうね。