さしみを食べる外国人

剛先生

2012年11月24日 09:13

もう、30年も前のことですが、

アメリカ人を招聘して、

英会話を始めたころのことです。

当時、アメリカ人は決して、

生の魚など食べないものだと

思っていたのですが、

先生になって来た、その女性は、

すぐにさしみの美味しさに取り付かれて、

私の家に来るたびにさしみを食べるのです。

我々も、彼女が刺身が好きだと

わかっていましたから、

来ればいつも刺身を出しますし、

彼女も勝手がわかっていて、

テーブルに座るとすぐに出されている

刺身を食べ始めるのです。

その日も、普通に座って食べ始めたのですが、

何とこともあろうに、

刺身にソースをかけて食べ始めたのです。

私は、瞬間、「あっつ、それは違うんですよ。

さしみを食べるときは、

醤油の方をかけてたべるんですよ」と言って、

醤油を渡しました。ところが、

彼女は「どちらも味は同じじゃない?」というのです。

「いや、醤油とソースは全然味が違うでしょ」というけど、

この2つをなめてみて、

「同じよ」というのです。

「いや、全然違うじゃない」

と言っても信じません。

とうとう、彼女は同じ種類の小皿2枚に、

ソースと醤油を入れて、

私に対して「目をつぶっていて」と言ってから、

2つの皿を入れ替えるのです。

そして、「どっちが醤油か当ててみろ」と言うのです。


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