ノン君の話 ④ 大学受験

剛先生

2012年10月25日 14:47


浪人時代のノン君は、人が変わったように

勉強しました。現役時代の彼を知る人には

信じられないことだと思います。

高校の先生が「お前が通ったらわしは逆立ちするよ」

と言って、からかったそうです。

彼の望みは慶応義塾大学、誰もがあこがれるけれど、

簡単には通りません。

相変わらず、仲間と楽しそうに勉強はしていましたが、

陰では死に物狂いの勉強の毎日でした。

そして、大学入学願書をだす時期になりました。

彼の受ける大学名を見ると、一流大学の名前の

中に、一つだけ、滑り止めと思われる大学名が

ありました。あれだけ頑張ったのに、と言う想いが

こちらにありますから、「どうする?こんなとこ

受けなくても良いのではないか」というと、

「彼は、親に相談してきます」と帰って行きました。

次の日、彼は晴れやかな顔をして言いました。

「母に相談したら、行きたい大学に行けないようなら

二浪しろと言われ、もう覚悟しました」と言うのです。

お母さんも腹の座った人でした。

     つづく