ハインリッヒ・シュリーマン④

剛先生

2012年08月11日 17:59

経済的にも、独立できる環境になったシュリーマンは、

16年間、連絡していなかった幼馴染のミーナに結婚の

申し出をする決心をしました。友人を通じて、

結婚を申し込んだところ、何と、ミーナは数日前に

他の男と結婚したという返事が戻ってきたのでした。

なんと言う運命のいたずらでしょうか。

落胆とショックで彼は病気になってしましました。

やがて、時がたつにつれて、心の傷も癒え、

彼は再び事業に励むことが出来るようになりました。

その後、彼の努力と幸運にも恵まれて、

彼の事業はますます成功し、これ以上の成功は

望めないほどに資産を得たのと感じたシュリーマンは

1863年、41歳の時、事業から手を引いてしまいます。

子供の頃の夢を実現するために。(つづく)

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